会社が研修用に導入した評判を聞いたこともない「SPイングリッシュ」で英会話が身近になった

新型コロナウイルス感染拡大のせいで、私が勤める企業は外資に取り込まれてしまいました。生き残るための措置なので、それ自体は別に悪いことじゃないんですが、従業員全員に英会話スキルを求める形になってしまったんです。

そのせいで、古くから残っていた上司の大部分は自主的に退き、新入社員と直近の私たち世代以外は会社からいなくなりました。

まぁ営業職なので問題はないんですが、実働部隊は私たちだけですし、上司はほぼ総入れ替えで海外からの勢力が陣取る形になりました。

「全員、たった今からからこれを使って英会話を習得してくれ。」

提示されたのは「SPイングリッシュ」という見たことも聞いたこともない英語学習教材。英語が堪能な上司数名は残っているため、ギリギリつなぎ役はしてもらえるようですが、基本的に英語漬けな生活になるようです。

新人たちは「タダで英語マスターできてラッキー!」って感じで、まだ学生感覚でいるようです。

そう思っていたのがほんの2ヶ月前。私の生活は、180度変わりました。

コロナ禍でも元気に活動できる会社と変化したために、私は日本人という縛りを超越できたように感じています。

SPイングリッシュが可能にした3つの変化

これまでの母国語は間違いなく日本語です。でも、SPイングリッシュを真面目に取り組むだけで、会話する相手が英語圏の方ばかりになっていきました。

仕事以外の趣味でも、日本人よりも海外勢の方がコアな情報を持っているので、外国人とのSkypeチャットでの会話が圧倒的に増えました。

そして、仕事でも3つの変化を実感しています。

1)物事を端的に整理するようになった

これまでは色々と関連づけてまとめて処理するような考え方をしてきました。動線を考えて、必要なことを引き寄せて処理する感じです。

SPイングリッシュで英語に触れていたら、そもそもの考え方が無駄だらけだったことに気付き、もっと大雑把に最小限の情報だけで処理した方が効率的なんだという考えに変わりました。

2)ポイントだけを押さえる快適性を提供できるようになった

営業職なので、相手先との窓口は私になります。今はオンライン会議でのやりとりが多いので、情報がありすぎると相手も面倒くさくなってしまうんですよ。サービス内容を説明するにしても、本当に要点だけを押さえられなければクドイ説明になっちゃうんです。

便利な反面、やりづらさが増えました。

SPイングリッシュは、英会話をたった4つのパターンだけで成立させるという超ポイント型レクチャーを実践していて、実際に英会話に慣れ親しめる変化を与えてくれました。

必要最小限の情報をわかりやすく伝えるという気付きがありましたね。

3)英語が話せると営業先が海外にも及ぶ

当たり前の話ですが、外資系になってしまったことで取引先は海外勢にも向けられました。英語が話せなければ正直クビです。2ヶ月必要としているSPイングリッシュのプログラムですが、私は2週間で英会話を日常レベルに落とし込めるようになりました。

もちろん、通常の1日30分という縛りにはしたがっていません。

どんな勉強方法だったかは後述します。

海外の人とのやりとりが増えたことで、人種によって興味を持つポイントが違うということを知りました。しかし、世界共通の男性的ウィークポイントってのも理解できましたよ。

(どの国でも、ビジネスライクな下ネタは大好物なようです。)

私がSPイングリッシュをどのように使っていたか

「新しい上司はフランス人」ではありませんが、生粋のアメリカ人なので英語が標準語になります。自分を売り込むにしても、言葉が通じなければ仕事なんて回ってきません。先輩上司に紹介されたSPイングリッシュは、なんとも頼りない内容だったので心配でしたが、とにかくこれで英語を学ばなければと躍起になりました。

1日30分→1日2時間+英語ニュースの聞き込み

簡単に英語に馴染めるようにと、SPイングリッシュの製作者であるイムラン先生が考えた設定時間は1日30分だけの短期集中プログラム。でも、1日でも早く英語を身につけて生活の一部にするには、自分自身が努力するしかないんです。

私は1日2時間、SPイングリッシュが提唱する4パターンをひたすら理解できるように勤めました。実際、難しい理論ではないし、聞いていてもちゃんと理解できるのでスッと自分の中で落とし込めました。

問題は「英語のヒアリングができない」ことと「ネイティブ発音できない」ってことでした。

プログラム中に指定されていく言葉は、確かにだんだん身についていきます。でも、実際に使いたい言葉は自分で繰り返すしかありませんでした。

ここで大きな問題につまづいたんです。

「ヒアリングができない」

どこの誰がこんな訛りの強い言葉を考えたのか。日本語に慣れている私には、英語の聞こえない音が自分の中に落とし込めずに苦労しました。聞こえない音、つまりは「発音しない音」ってやつです。

知りたい言葉を調べてみればローマ字で表示されるし、ローマ字読みは実際問題なくできます。日本人がずっと学校で習ってきた英語ですね。

でも、実際のネイティブ発音とは全然違うものが何個もあって、それを理解できるようになるには、とにかく英語を聴き込むしかないと判断しました。

その日から、私が見るニュースは全て英語。BSでCNNニュースを見ることが多かったですね。

ちなみに、イムラン先生は2010年にCNNのキャスターをしていたそうです。

日本のロックバンドから洋楽のカントリーミュージックへ

通勤中に聞いていた日本のロック音楽を、洋楽へ変化させました。音楽は歌詞表を見なくても口ずさめるようになるので、同じ原理で英語も発音できるようにならないかと試しました。

これがかなりの効果を見せてくれました。

耳からはネイティブ発音、口からも真似してネイティブ風発音。そして、会社でも休憩中にSPイングリッシュで練習していた時です。

「ハヴュビコーミーヴドゥスピークイングリッシュ?」

(英語は話せるようになりましたか?)

完璧に聞こえたこのネイティブ発音。新しい上司のMr.スミスでした。

「It’s not perfect yet, but I can hear what you’re talking about.」

(まだ完璧ではありませんが、今あなたが言った言葉は聞き取れましたよ。)

「Oh!プリティグ〜」

英語は頭で必要なことを理解してしまえば、あとは耳からガッツリ聴き込むだけでマスターしていけるもんですね。SPイングリッシュで英会話の基礎を太く理解できたので、これだけのやりとりが自然にできるようになりました。

評判になるであろうSPイングリッシュの落とし穴

私は実際2週間でアメリカ人の上司とビジネストークを行えるようになりましたが、一つはっきりと言えるSPイングリッシュの落とし穴があります。

それは

「SPイングリッシュだけでは会話は成立されない」

これ、大事な情報です。

間違っても、SPイングリッシュを使ったから英語が話せるなんて思わないでください。SPイングリッシュで学べるのは、英会話の基本となる4つのパターンと、知りたい言葉のネイティブ発音です。全ての状況にマッチする英会話が身につくわけではありません。

ただし、そこまで深い会話が必要なわけではないなら、4パターンで十分ではあります。

私は、日常会話教材の代わりに海外ホームドラマを観て、ビジネストーク教材にCNNとABC、ウォール・ストリートジャーナルを活用しました。

これらを使っていなかったら、ここまで早く英会話が上達することはなかったでしょう。

SPイングリッシュで基礎を学んで、身の回りにある英会話を生活に落とし込むことで、自分の英会話力が上がると理解してください。